2016.04.16
今日は工房に懐かしい人がやってきました。訪ねてきたのは20年前に自宅に招待した女性で、数日前に突然連絡があって驚きました。彼女は中国の北京で生まれ、12歳で家族と共に日本にやってきました。日本国籍を取得し、中学校と高等学校は日本の学校を卒業しました。大学はアメリカの学校を選び、アメリカに旅立ちました。それから十数年はアメリカで暮らし、現在の生活の基盤はアメリカにあります。中国語、日本語、英語と3カ国語を流暢に話せる才媛で、その半生は流転に充ちたものです。アメリカの大手自動車メーカーに勤めたり、さまざまな業種を点々として、現在は和食レストランのオーナーです。現地で人を雇い、店舗のマネージメントをやっています。悪質な客には強い対応をするという彼女は、昔に比べるとタフになったように思います。さらに彼女と話していると気づかされることが多くあります。大陸気質なのか、彼女は粘り強い向上心に溢れていることです。レストラン経営では物足りなさを感じることもあるようで、何か他にもステップアップを目論んでいるようにも思えます。「何か私に助言して…」というので、商いは身の丈を考えること、挫折しても決して諦めないこと等、自分が亡父の経営していた造園業で実感したことや、現在の管理職としての人的管理を含めて、自分にも言い聞かせるような助言をしました。彼女が先行きの不透明を嘆くこともありましたが、今までの岐路で誤った判断は見受けられず、前向きであれば必ず展望は開けるのではないかという話をしました。また来年会おうねと言って別れましたが、日本語を忘れないようにして欲しいものです。来年は彼女がさらに飛躍することを願っています。