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関西出張② 独自な美術館へ
京都に来る前、庭園を見たいという願望を持っていましたが、今回は庭園を見ることが出来ませんでした。計画では作庭家重森三玲による本坊庭園を見に東福寺に行こうと思っていました。仕事で京都に来ているので、やはり仕事の合間しか自由に動けず、なかなか思うようになりませんでした。その代わり、京都国立近代美術館で開催していた「ポール・スミス展 HELLO、MYNAME IS PAUL SMITH」と、細見美術館で開催していた「杉本博司 趣味と芸術ー味占郷」展を見てきました。「ポール・スミス展」はイギリスのデザイナーによる斬新な展覧会でしたが、感想は後日改めます。今日のNOTE(ブログ)で取り上げるのは細見美術館です。公益財団法人細見美術館は、実業家細見古香庵に始まる細見家の蒐集品を展示するため1998年に開館した美術館で、日本の伝統文化を網羅する美術品の数々が収納されているようです。今回は、古美術商をやっていたアーティスト杉本博司氏が所蔵する平安時代から江戸時代に至る名品・珍品を床飾りとして展示したユニークな企画展でした。西欧から渡来した小品が和の掛軸とともに展示されているのを見て、不思議な感覚を持ちました。各界の著名人をもてなすために床の間に飾る一品を考えるのは、古来からの茶の湯にも通じる遊びのセンスで、これは現代アートだろうと思いました。宗教や風習を超えたコラボレーションが、生き生きとした空気を生みだしているのが印象的でした。自分もつい仮面やら民族性の強いグッズを集めたがる性格なので、こんな表現もあったのかと改めて感じた企画展でした。