2016.09.19
三連休の最終日です。今日は敬老の日で、職場周辺の地域でも「敬老の集い」があって、挨拶をしてきました。こうした中で制作をしていくのは気分的に乗らず、工房を出たり入ったりすることになりました。工房で背の高い柱と天板を眺めていて、これでテーブルを作り、テーブルの下にどのように陶彫部品を接合していこうか、あれこれ考えを巡らせました。テーブルの下に吊り下がる陶彫部品と、床から立ち上がる陶彫部品が途中で繋がるイメージを想定しました。今回の陶彫は有機的なカタチをしています。ちょうど樹木が地下に根を張っている状態をイメージしました。私の作品は人々が消え去った都市を連想させるところがあって遺跡の雰囲気が漂いますが、未来型の都市をイメージさせるところもあります。現在の大都会に建つ高層ビルは、デザインがますます個性的になっていて、無機質な形態ではなく有機的でユニークなビルが増えてきました。私は巨木の前に立つと、その勇壮な景観が未来の建築のように見えてくる時があります。私が作る集合彫刻も、球根や地下根など植物からイメージしている場合が多く、そこに住宅のイメージを絡ませています。今回のテーブル彫刻で私が作ろうとしているのは、巨木の地下根のように地中に広がる都市空間なのです。まだイメージが粗いので、細かい部分はその都度自分で修正していくのでしょうが、地中に逞しく根を張り、増殖を続けていく植物の生命力を建築に利用した構造体を作ろうとしていることは確かです。まずそれにはどこから手をつけたらいいのか、今日は思索ばかりの一日になってしまいました。