Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫制作に明け暮れる
昨日、疲労で制作が捗らなかった分、今日は頑張ろうと決めていました。朝から工房に篭りました。今日は大学院生もいて、それぞれの課題に向かって真摯に努力を続けました。陶土を叩いてタタラにしながら、6個の陶彫部品を何とか完成に近づけました。6個のうち柱陶が5個あります。朝9時から夕方4時まで精一杯の作業でしたが、気候がいいので気持ちよく取り組めました。背の低いテーブル彫刻の上面に展開する世界は、主だった部分は既に作り上げていて、そろそろ調整に入ろうと思います。同時に成形と彫り込み加飾を終えた陶彫部品を窯に入れていこうと考えていて、それぞれの陶彫部品の仕上げと化粧掛けをいつやろうか、可能ならウィークディの夜に出来ないか思案中です。新作は造形が例年になく細かいため、仕上げに神経を使いそうで、昼間に仕事で精神疲労をしているウィークディで、細密な作業が上手く出来るかどうか心配です。ともかく毎週末は今日のようなモチベーションで作業をやれれば、多少の余裕が生まれるかもしれません。そこに賭けていきたいと思っています。一日でも作業が上手くいくと欲張りになりますが、ウィークディの夜はあまり期待しないようにしようとも思います。職場では来年度人事を見据えた動きが出てくる上に、私自身のことも考えなければならず、そうしたことに心身を費やすことが多くなっていきます。気分的に夜の工房に来られるかどうかわからないのです。工房を後にして自宅に帰ってからソファに倒れるのは昨日も今日も一緒です。加齢という耐え難いものに勝てなくなるのはいつの事か、それでもまだ彫刻の素材と取っ組み合う意志は変わらず持ち続けています。また次の週末頑張りたいと思っています。