2016.10.26
「シュルレアリスト精神分析」(藤元登四郎著 中央公論事業出版)を今日から読み始めました。著者は精神医でSF評論の視点からシュルレアリストを捉えています。扱っている画家はボッシュ、ダリ、マグリット、エッシャーで、偶然にも私は最近「ダリ展」(国立新美術館)や「エッシャー展」(そごう美術館)を見たばかりでした。本書はこの二つの展覧会を見るずっと前に購入して自宅の書棚に仕舞い込んでいたので、奇遇としか言いようがありません。ダリやエッシャーの他にボッシュやマグリットも私の興味関心を引いていて、まさに自分にとってはツボに嵌まる書籍と言えそうです。今までの読書歴を鑑みても、私の趣向する分野の範疇は決して広いモノではないなぁと思っていて、NOTE(ブログ)にアップする話題も限定的になっていると自覚しています。若い頃は、柔軟にあれもこれも吸収しようと思っていたのですが、知識欲の嗜好が徐々に狭まってきている今は、加齢による好奇心の衰えかと自分自身のことが心配になっています。読書もRECORDも継続は出来ても、幅が広がっていないジレンマがあるのです。ともあれカフカの小説に続いて、今回はシュルレアリズム関連の評論を読むことにしました。旧知の作品であっても視点が新しければ、そこに新たな発見があるだろうと期待しています。評論は多少難解さがあって通勤の友として相応しくないと思うのですが、自分が好きな画家の作品を扱っているので、充分楽しめるのではないかと思っているところです。