Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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11月最後の週末に思うこと
11月の振り返りは最終日に行うつもりですが、週末としては今日が最後なので、制作状況を踏まえながら週末の成果を振り返ってみたいと思います。今月は週末8日間に文化の日、勤労感謝の日を加えて10日間の制作を行いました。内容としては、背の低いテーブル彫刻の天板の設置、背の高いテーブル彫刻の天板の切断と、吊り下がる大きな陶彫部品の制作、窯入れも4回行い、10日間の制作はかなり充実していたのではないかと自負しています。休日出勤がなかったことも、制作を進められた一因だろうと思っています。新作の制作工程は厳しいことに変わりはありませんが、なかなか理想通りにいくことは今までもなかったので、現状ではまずまずの成果が得られていると判断しています。今日も朝から夕方まで工房に篭りました。6時間以上も陶土に触れていると手がガサガサになってきます。寒くなってきたので、そろそろ手を保護する薬用クリームが必要かなぁと思っています。大型ストーブも点けていて、時折身体を暖めています。背の高いテーブル彫刻に吊り下がる大きな陶彫部品の成形も5点目に入りました。焼成は1点完成していて、2点目が現在窯に入っています。今日も大学院生が来て、修了制作を頑張っていました。彼女の締め切りは1月初旬で、今まさに佳境に入っている状況です。年末年始の休庁期間は、おそらく私は大学院生と2人で競うように制作に没頭することになりそうです。クリスマスも大晦日も正月もあるというのに、若くて綺麗な彼女はこんな素っ気の無い工房で絵の具だらけになっていて平気なのだろうかと思うことがあります。彼女がアートの道を選んだのは私の影響が大きく、一般的な女子の感覚から外れてしまったことに申し訳ないと思いつつ、生きている証を実感しているこの瞬間を大切に出来れば悔やむことはないのではないかとも思っているのです。それは私も同じです。そんなことを思いながら今日の作業を終え、彼女を駅まで車で送りながら工房を後にしました。