Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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三連休 「宙景A」2段目の制作開始
今日から三連休になり、年末の時のように陶彫制作に明け暮れる予定です。背の高いテーブル彫刻「発掘~宙景A~」のテーブル下に吊り下げる陶彫部品6個全ての焼成が終わりました。いよいよ2段目の陶彫制作に入ることになり、今日は成形のための大きめのタタラを6枚用意しました。明日から成形に入ります。まだまだ工房は寒くてストーブを焚いていますが、悴んだ掌で朝から夕方まで陶土と格闘しています。掌の皸もハンドクリームを塗りながら大事に至らないようにしています。この季節の陶芸家は誰でも手を労わらないと仕事にならないのかもしれません。幸い私は二束の草鞋生活なので、毎日陶土に触れるものではありません。ウィークディには掌は復活して、週末の陶土との格闘に備えることが出来るのです。今日はタタラの他に柱陶の彫り込み加飾も6点行いました。柱陶は彫り込み加飾が終わると、そのまま放置しても罅割れることがありません。陶土の面積が小さいので、急な乾燥にも耐えられるのでしょう。大きな陶彫部品は彫り込み加飾が終わると、ビニールをかけて急な乾燥を防ぎます。柱陶の状況を言えば、背の低いテーブル彫刻「発掘~座景~」の柱陶64個は、全て仕上げや化粧掛けが終わって窯に入れるだけになっています。現在「発掘~宙景A~」「発掘~宙景B~」の柱陶を作っています。現在16個が乾燥を待っている状態です。「宙景」の柱陶の方が1点ずつの寸法が長く、また数量も多く必要です。工房に通ってきている大学院生は今日修了制作が完成し、運送業者が作品を取りに来ました。彼女の顔から安堵の笑みがこぼれていました。私の作品はまだ先行きが見えません。全体の3分の1程度が終わったくらいでしょうか。あと2日頑張っていきたいと思います。