Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 「座景」テーブル刳り貫き開始
新作「発掘~座景~」は背の低いテーブル彫刻で、大きさは畳大の厚板を4点繋げて広げています。一枚の厚板を4本の柱陶で支えるとして計16本を使います。テーブルの上に陶彫部品が複数置かれ、部品と部品の間は陶彫による橋を渡す予定です。陶彫部品のないところは厚板に格子のような穴をあけます。ギャラリーの上からの照明で、穴を通して床に斑な影が出来るような効果を狙っています。今日は厚板にドリルで穴をあけ、ジグゾーの歯を突っ込んで刳り貫いていく作業をしました。4点のうち1点の刳り貫きが終わりました。1点の作業はほとんど一日がかりになりましたが、残り3点をいつやればいいのか思案しました。電動工具の音は周囲にどのくらい影響を与えているのか、夜の早い時間であればクレームがないのではないか、許されるのであれば、ウィークディの夜に出来ないものか、毎晩2時間やれば来週末には2点目の刳り貫きが完成します。そうすれば砂マチエールの作業をする2週間後には何とか間に合うのではないかと考えています。木材加工は陶彫とは違い、焼成時に割れるのではないかという心配はありません。その分面白みに欠けますが、気分としては楽なのです。ともかく2週間は木材と徹底的に付き合います。今日は頻繁に工房に来る若いスタッフがいました。職場の人も絵を描きに来ていました。久しぶりに複数の人が工房でいて、昼休みは楽しいお喋りが出来ました。