2017.07.07
何か得体の知れないモノが浮揚しているイメージが私にはあります。別に眼科疾病を伴う飛蚊症のことを言っているわけではありません。自分の造形イメージは長年関わってきた彫刻としてのイメージが主で、それは大地から立ち上がり、重量や量感のある物体のことです。RECORDにはそうしたイメージを描き留めているシリーズもありますが、重力から解き放たれ、モノが浮かんでいる状態を描きたくなる衝動が湧き上がることもあるのです。二次元世界はそういう意味では自由です。モノとモノが空間の中に点在している様子は、壮大な宇宙であったり、または顕微鏡で覗き込んだミクロの世界だったり、空想を冗長させる楽しいイメージです。今月のRECORDはそんなテーマで取り組んでいます。もうひとつ、今月こそ山積みされたRECORDの仕上げをやっていきます。一日1点制作のRECORDの初めの主旨が失われつつある現状を何とか変えたいのです。個展が終われば、多少ゆとりが持てるのではないかと思っています。7月から来月にかけて初心を取り戻すべく、RECORDに重みをつけて頑張りたいと思います。ポストカード大の小さな世界だからこそ可能な表現方法もあります。実験的な試みも出来るはずです。今まで皺寄せがあったRECORDが、今月は脚光を浴びるような集中した制作をやっていきます。