Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

三連休 RECORD解消&映画鑑賞
三連休の中日です。今日も朝から工房に篭って、昨日作った陶彫の成形に彫り込み加飾をやっていました。これで新作の陶彫部品は2点目になり、乾燥を待つことにしました。昨日から土錬機の不具合があって、今月の目標にしていた陶彫部品6点は出来そうになく、今日までの2点で陶彫は暫し休むことになりそうです。今日も朝から中国籍のスタッフが来ていました。彼女も自身の制作に熱心に取り組んでいました。今日特筆すべきことは工房の陶彫制作のことではなく、自宅で夜の時間帯にコツコツやっているRECORDのことです。一日1点ずつポストカード大の平面作品を作ることを自分に課して10年以上が経ちました。これをRECORDと称していますが、最近は下書きだけを毎晩終わらせて、彩色や仕上げを後日に回す傾向にあり、それが山積みされていました。休庁期間に入ってから一念発起をして、山積みされたRECORDの彩色と仕上げを懸命に進めていました。今晩やっと追いつき、山積み解消となりました。初心の頃のように毎晩しっかり完成させていたら、こんな思いをしなくても済んだのにと思いつつ、これからは気持ちを改めていこうと決めました。RECORDは4000点近い作品があります。ここまでくると陶彫に匹敵する表現活動になっていると言っても過言ではありません。夕方は家内を整骨院に車で迎えに行って、そのまま横浜のミニシアターに映画を観に行きました。私は前からアイルランドに伝わるケルト文化に興味を持っています。古代の渦巻模様が残る遺跡を図版で見たときから、その装飾性にも関心があります。ダブリン大学図書館に所蔵されている「ケルズの書」も一度見てみたいと思っています。そんなテーマを扱った長編アニメーション「ブレンダンとケルズの秘密」が上映されているのを知って、早速観に出かけたのでした。アニメはあらゆる場面で画面構成が美しい一言に尽きると感じました。デザインの水準の高さも然ることながら、緻密な中世絵画を見ているような錯覚を持ちました。平面性を追求した画面が滑らかに動いていく完成度の高さに驚きました。内容や感想は後日改めますが、ケルト文化に関する興味が益々湧いてきて、本腰を入れて研究してみようかなぁと思います。