Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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台湾旅行②
台湾に来て2日目になりました。日差しが少ない今夏の日本に比べると、台北市は晴れて蒸し暑い日が続いています。不慣れな街をどう巡るのか、これは観光ツアーに参加するのがベストと考えました。今日は市内観光ツアーを申し込み、観光バスを使って街中を見物することにしました。朝は行天宮という寺院に立ち寄り、総統府や中正紀念堂を周りました。台湾では蒋介石の巨大銅像があって、人々に敬意を払われている様子が伺えました。午後は國立故宮博物院に行きましたが、ここがツアーの悲しいところで鑑賞時間が限られ、國立故宮博物院見学を目的にしていた私は忽ち芸術の消化不良を起こしました。これはまずいと思って、明日は空港に行くまでの時間を全て費やして國立故宮博物院を見なくてはならないと決めました。それでも走るようにして見た工芸品の数々は強力な磁力を放って私に襲いかかってきました。これをじっくり鑑賞しなければ一生悔やまれると思ったので、今日のところは展示の構成を知る下見と考えることにしました。他のツアー客にとって鑑賞は1時間で充分と思っているかもしれませんが、私は何日でも國立故宮博物院に通える拘りがあるのです。観光ツアーは台湾茶を購入させるために、ツアー客を店に連れて行ったり、マッサージの効能を教えるために、体験を入れたりしていましたが、興味関心が偏っている私は、こんなことをするなら國立故宮博物院に少しでも長くいたいと考えていました。ホテルに帰って家内にそのことを話したら、家内も快く了解してくれました。家内も國立故宮博物院にあった装飾具に興味関心が移っていたのでした。夕食は2人で地下鉄に乗って、有名な鼎泰豐に小籠包を食べに行きました。鼎泰豐という店は多くの客で賑わっていましたが、思ったより早く店員に名前を呼ばれて、評判の小籠包を味わうことが出来ました。これは絶妙に美味しい小籠包で、安価でお薦めです。小粒な小籠包でしたが、一口で味わうには最適な大きさと言えます。台北の繁華街は遅くまで賑やかで、台湾の人は夜更かしの好きな民族なのかなぁと思いました。