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週末 映画「ゴールデンカムイ」雑感
週末になりました。今日は午前中工房で作業を行い、午後に確定申告の関係で自宅に税理士がやってきました。毎年恒例になった税務の打ち合わせの後、家内と映画に行くことにしました。確定申告の資料を整理したのが家内だったので、その負担を和らげるために楽しい映画を観てこようと私が誘ったのでした。横浜鴨居にあるエンターテイメント系映画館で観たのは「ゴールデンカムイ」で、教え子に勧められていた映画でした。私自身もアイヌの文化に興味があったので、是非観てみたいと思っていました。内容は日露戦争を戦った元軍人が、北海道で砂金採りを行っていた際に、アイヌ民族が埋蔵した金塊の存在を知るところから物語が始まります。そんな折、主人公がヒグマの襲撃を受け、間一髪のところをアイヌの少女に救われます。そこから二人の協働生活がスタートしますが、金塊を狙うのは彼等だけではなく、帝国陸軍第七師団の面々が、金塊を探る主人公とアイヌの少女に絡んでくるのです。私は映画の荒筋よりもアイヌのコタン(村)の生活に関心がありました。若い頃に私が北海道を旅していた時に、アイヌの村に立ち寄り、そこで見た衣装のデザインや木彫り雑貨のデザインに惹かれました。図録にはアイヌの生活再現の撮影裏話が掲載されていて、それも興味津々でした。現在もアイヌ文化を色濃く残す地(二風谷)にコタン(村)を作り、チセ(家屋)職人として有名な人に再現してもらった木造の家は、撮影が行われた場所として残して欲しいなぁと思いました。今後も続編が作られそうな「ゴールデンカムイ」ですが、また是非観たいなぁと思っています。一緒に行った家内は「キングダム」に似ていると言っていました。主人公が同じ俳優なので、なおさらそう感じたのかもしれません。