Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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ワーク・ライフ・バランスについて
私たちの職種は超過勤務が常態化していて、新聞等で指摘を受けることが少なからずあります。私が今まで転勤してきたどの職場でも、意欲的な職員が多く仕事だけが生きがいと思っている人がいる反面、過労死ラインを超えている人も見受けられました。これに関しては、国や市町村で対策を急いでいる現状がありますが、私たち管理職の勤務軽減努力も必要です。私も若い頃にこの職種に就いてから超過勤務が当たり前の生活となり、生涯の夢である創作活動との狭間で揺れてきました。自分自身を取り戻せたのは仕事に慣れて余裕が持てたからで、それまではこの職種はそんなものだろうと思っていました。管理職になった今は、若い世代の人たちにそんな思いをさせたくない気持ちで、私はワーク・ライフ・バランスを提唱するようになりました。私もワーク・ライフ・バランスを実践し、創作活動にも弾みがつくようになりました。余暇が楽しめるのは、ウィークディの仕事にも効果があると今では実感しています。残業せず職場をでて、私は帰りがけに美術館へ行くことがあり、その日は何とも言えない充実感がありました。今日は常連のミニシアターに行きました。観た映画は米英合作のダーク・ファンタジー・ホラーの「ウィッチ」でした。中世の魔女を現代的解釈を加えて描いた野心作で、敬虔なキリスト教信者の家族を、中世から残存する伝承を基に物語を紡いでいました。映像全体を通して色彩を控えた美しさが充満し、音響効果も際立っていました。詳しい感想は後日に回しますが、今日はワーク・ライフ・バランスとして充実した一日を送ることができました。