Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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やっと金曜日…
私自身の進退を問うヒアリングがあったり、関係者との深夜に及ぶ相談があったり、来年度の職員との人事面談が始まったりして、今週はなかなか密度の濃い1週間を過ごしていました。やっと金曜日になったという実感がありますが、多少でも早く帰れる日があれば、今週は工房にも通いました。仕事を精一杯していた充実感はありますが、精神的な負担もあります。職場は多くの職員が私を支えてくれているので、どんなことがあっても私が挫けることはありません。組織は有り難いなぁと思っています。その組織を作るのは私で、お互いの人間関係が育まれていくことを考えれば、来年度に向けた人事面での仕事は大きな比重を占めていると言っても過言ではありません。現在、その第一歩が始まっているのです。一方、彫刻制作は私一人の仕事で、個展の搬入搬出時のスタッフの援護があっても、制作の基本は私だけです。昼間の仕事にない自由さと厳しさがここにはありますが、場面によっては昼間の仕事より苦しい時もあります。昼間の仕事をしていると自己に向き合う場面が少なく、常に職員のため、組織のためという考えで過ごしていることがほとんどです。それに対して彫刻は自己表現なので自分以外は眼中にありません。よくぞバランスが取れた日常を獲得したものだと今になって思っています。創作活動の楽しさは一言では言えず、魔物に憑かれたような感じがしています。自己と向き合っていると自分の良いところも嫌なところも全部曝されてしまうのです。自分の個性が発揮されるところを自分で探し出し、創作活動では得意分野で勝負をかけるようにしています。それが私の場合は陶彫による集合彫刻だと言えます。昼間の仕事でも私は無意識に職員の前で自分を曝していることもあると感じています。私の嫌な面も見ているだろうに、それでも職員は私についてきてくれるのが嬉しいし、私の頑張りに繋がっているのかなぁと思います。やっと金曜日…。疲れに任せて今日は取り留めのないことを書いてしまいました。ご容赦ください。