Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 印を貼りながら陶彫部品点検
図録用の作品撮影日が来週の日曜日に迫りました。現在窯に入っている作品の焼成が終われば、全て作品が出揃います。今日は「発掘~角景~」のテーブルに施した砂マチエールに滲み込ませた油絵の具の乾き具合や、「発掘~根景~」のテーブルから吊り下がる陶彫部品や床置きになる陶彫部品のチェックを行いました。先日彫った印章を和紙に押し、番号をつけました。陶彫部品一つひとつに印を貼り、修整が出来ているか確認しました。「発掘~根景~」はかなり大きなサイズになることを実感しました。この組み立てに結構苦労するのではないかと思います。来週は数人のスタッフに声をかけていますが、全員が来てくれることを期待しています。組み立てには最低6人は必要だからです。長梯子がもうひとつ必要かもしれません。購入に行く時間があるでしょうか。来週は2泊3日で関西方面に出張があって、公務も創作に劣らぬ大変な仕事が待っているのです。既に感極まっている状態ですが、次の土曜日に行う作業を書き出してみました。制作工程上は何とかなる計画ですが、こればかりは不測の事態もあり得るので、もう一度計画を練り直してみようと思います。今日は朝8時から夕方5時過ぎまで休憩を取らずに頑張っていましたが、安心は出来ず、頭の中ではいろいろな想定を考えています。時間が足りないのは承知の上で、来週の関西出張が仕事とは別の意味で心を穏やかにしてくれるではないかと思ったりしています。創作の魔物に憑かれていると、日を追うごとに自分を追い込んでしまって心身が駄目になるのではないかと懸念するからです。関西出張も責任職として同行するので、心は決して休まらないのですが、現在の制作から少々距離をおくので、あるいはホッとする瞬間もあるだろうと期待しています。今日の夕方になって覚醒からふと潮目が変わり、疲労に襲われました。我に返って自宅のソファに倒れこんでしまいました。家内が演奏活動の帰りに買ってきた横浜名物しゅうまい弁当が美味しく感じられました。頭に血が上っている時は空腹感もないままなので、やっと創作の魔物から解放されたのだと思いました。