Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

イメージ力を保つために…
昨日、筋肉を保つために…というNOTE(ブログ)を書いていて、ふと思ったことは身体の筋肉だけではなく、頭脳でも持続力を保たなければならないのではないか、それを保つために何が必要なのか考えました。頭脳を使うことは、職場で言うところの課題解決力、それは問題が生じた時の組織的行動力や情報共有力、普段から身に付けておきたいコミュニケーション力や人との気遣いも含まれると考えています。創作活動ではどうかというと、やはり新しいイメージをキャッチできる力でしょうか。それは突如として湧いてくるものではなく、現行作品の制作に苦しんでいる時にイメージが降ってきたりするものです。それは体力を保つためのトレーニングにも似ていると感じています。日々新しい作品を作らなければならないRECORDはその最たるもので、イメージ・トレーニングには有効です。最近になって筋肉の衰えを感じ始めている私は、イメージ力はまだ保てているのではないかと自負しています。新作の彫刻も年々ハードルを上げて、クオリティをいかに高めるかを追求しています。その意欲があるうちはまだまだ大丈夫と自分に言い聞かせています。よく散歩で工房にやってくる年齢が一回り上の先輩が、最近意欲がなくなったと嘆いていますが、自分の頭脳の持続力はどうなんでしょうか。70代、80代でも彫刻に挑み続けられるのでしょうか。師匠の池田宗弘先生を見ていると、自分はまだこれからが勝負だと決意を新たに出来ます。確かに創作活動では60代で漸くスタートラインに立てたように思えるのです。葛飾北斎の画業を仰ぎ見て、意欲を奮い立たせている私がいます。