Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 AM陶彫 PM木彫の制作
今日は朝9時に工房に行きました。電気工事の業者が昨日に引き続きやってきていました。私は午前中は陶彫成形に集中していました。昨日タタラを作っておいたので、いつものようにタタラと紐作りの併用で、円形の陶彫を立ち上げました。テーブル彫刻の天板に吊り下がる陶彫部品で、円柱ではなくやや円錐気味に角度をつけて、上部は不定形にしました。これを逆さまにしてテーブルの下に設置する予定です。彫り込み加飾は曲線を誇張したものにしようと思っています。これは次に回すことにしました。昼食後、久しぶりに近隣のスポーツ施設で水泳をやってきました。昨日から木彫を開始し、長い時間にわたって鑿を振るっているので、身体を整えるためにストレッチを兼ねて泳いできたのでした。午後は木彫を再開しました。昨日より仕事が慣れていて、彫り進むのが苦ではなくなりました。彫刻にはモデリングとカーヴィングがあります。モデリングは可塑性のある素材を使って外へ膨らませる方法、逆にカーヴィングは素材を外側から内へ彫り込んでいく方法です。私の場合はその両方を同じ作品に採用していると言ってもいいと思います。陶彫は完全なモデリングかというとちょっと違和感がありますが、ただ可塑性のある陶土を使っていて、土を足したり削ったりしているので、モデリングの範疇だろうと思っています。木彫は完全なるカーヴィングです。今日は午前中はモデリングを行い、午後はカーヴィングを行なっていたわけです。まさに彫刻の真髄だなぁと感じました。私の彫刻作品ではモデリングに比べてカーヴィングの比重が軽く、木彫は必要な場合にやっているだけの技法です。でも木彫の面白みは、時折陶彫を超えてしまうことがあります。学生時代も塑造中心だったので、木彫に新鮮味を感じているのかもしれません。来週も陶彫と木彫は継続です。