Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 2月になって…
やっと週末になりました。今日から2月です。中国の武漢から発生した新型ウイルスによる肺炎が、毎日マスコミで取り上げられていて、また恒例となったインフルエンザも猛威を振るう季節になりました。私も基礎体力を心配する年齢になったのか、足がもたつく時があります。私は長く創作活動に携わっていきたいので、何か自分でも出来そうな健康維持、体力維持の方法を考えていこうと思っています。創作活動に関する今月の制作目標は機会を改めるとして、今日のことについて触れていきます。今日の午前中は工房で屏風の厚板の刳り貫き作業をやっていました。やはり土曜日は昨日までのウィークディの疲れが残っていて、作業を行う身体の動きが緩慢でした。休息を兼ねて、午後から家内を誘って東京の博物館に展覧会を見に行くことにしました。東京上野にある東京国立博物館平成館で開催中の「出雲と大和」展、同博物館東洋館で開催中の「人・神・自然」展は、あちらこちらで見かけるポスターの面白さで目を留めていました。「人・神・自然」展のポスターは、地中海からアジア・アフリカ・中南米の古代文化に由来する工芸品の仮面を画面にぐるりと配置して、それだけで私の関心は高まりました。「出雲と大和」展のポスターは、出雲を象徴する銅鐸、大和を象徴する画文帯神獣鏡を左右に配置して、神の世と人の世を比べてみるような働きかけが感じられて興味が湧きました。「出雲と大和」展にしろ「人・神・自然」展にしろ、双方とも古代文化を焦点化していて、私にとってはまさに自己表現に反映できる要素が満載でした。のんびり疲れを癒されに行った展覧会でしたが、内容は思索的で、自分の創作活動に何かを与えてくれる刺戟が詰まったものでした。展覧会を見て、疲れた身体に鞭を打たれた按配になり、明日からの創作活動に闘志が出ました。これで良かったのかどうか…ともあれ今日は充実した時間を過ごせました。今日は前述した新型ウイルスやインフルエンザのこともあって、人が多く集まる東京上野にはマスクを着用して出かけました。最近マスクが売り切れているそうですが、家内が早めに購入していたので、当面マスクは常備してあります。「出雲と大和」展と「人・神・自然」展に関しては後日改めて詳しい感想を書こうと思います。