Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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台風接近でも野外イベント実施
私の職種を知っている人であれば、ここに登場する野外イベントがどんなものであるのか、予め見当がつくと思います。本来なら5月に行うイベントでしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、今月になって実施したのでした。野外イベントは密になるものを避けて、縮小したプログラムになりました。それでも一年に1回のイベントをどうしてもやりたいと私は思っていたのです。イベントは観客を入れず、私たち関係者だけで実施しました。しかも台風が接近している中で、一か八かの実施になりましたが、僅かに小雨程度で最初から最後まで滞りなく実施できたことは幸運としか言いようがありません。正直に言えば、今日は実施を強行した感が残りますが、それでも結果として実施して良かったと思います。感染症の影響で昨今は、さまざまな活動がICTを使ったものに変わろうとしています。これからの社会でリモートで仕事ができることは私も賛成ですが、感染防止が図れれば今までのような対面で何かを行うことも十分に意義があると思っています。今日の野外イベントはまさに対面の活動でした。私が創作している彫刻もデジタルな表現では全て賄いきれないものがあります。アナログとデジタルがあって、その双方の力を借りて表現していくものだと私は思っています。アナログにはアナログでなければ出来ない世界があり、眼の前で実際に起こっていることの空気を感じるのはリアルな世界があればこそです。今日の野外イベントも私の作る彫刻も、実際の空間を感じ取れるのは対面でしかありません。ひとり一人が感染症予防に努め、密を作らないように心がけて、対面としての活動が今後も出来ることを願ってやみません。