Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫成形の準備
やっと週末になりました。職場ではいよいよ来年度に向けた取り組みが始まり、私は来年度人事に着手しました。管理職として全職員の適材適所を見極め、人事を決定することは、私にしてみれば年間を通じた一番大きな仕事です。これがあるからこそ私がここにいるのだと思っています。まだ実際に人事を動かすのは始まったばかりですが、この1週間はとても疲れました。天皇誕生日で一日休みがあっても、夜の時間帯に自宅でRECORD制作が辛くなるほど、昼間の仕事の負担が増しているのだろうと感じています。やっと週末になり、ウィークディの仕事から解放されましたが、今度は創作活動という世界が私に休息を与えてくれません。これが二足の草鞋生活の実態で、私が昔から慣れ親しんだ激務とも言えます。さて、創作活動ですが、新作の陶彫が制作サイクルに従って回っている最中です。今日は朝から工房に篭りました。土曜日の予定としては土練り、タタラを準備していくのが定番です。これを明日の陶彫成形に繋げていくのです。ウィークディの仕事の疲れがあっても、今日の制作ノルマを達成していくまでは工房を出ることが出来ませんでした。土練りにしても大きなタタラを準備するにしても、今日は肉体労働で神経を使うものではありません。ウィークディの疲れはそこで解消されていくのを実感しました。身体を動かすのは実材を扱う彫刻の良い面でもあると思います。素材に触れていることがストレス解消になっているのかもしれません。二束の草鞋生活になっている双方の世界が真逆にあることが私を救っているとも思っています。今日は夕方になって工房を出てから、自宅でRECORDを制作しました。1週間の遅れを取り戻そうとRECORDも懸命に取り組みました。