Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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体力維持のために…
私は自宅の近くにスポーツ施設があるため、そこで水泳をしていました。20年以上も前は仕事帰りに夜間コースに通い、そこで知り合った仲間たちとマスターズ登録をして、年齢別の競技大会にも出ていました。その頃はタイムを競いながら長距離を泳ぐこともありました。職場で受け付けている定期健康診断では、水泳をしていなかったさらに若い頃に比べると、明らかに数値が改善し、水泳の効果が現れていました。そのうち学校での役職が変わるにつれ、水泳が縁遠くなり、校長になってからはほとんど泳がない毎日を過ごしていました。これは気持ちの持ちようでしょうか、神経を使う仕事であれば水泳が効果的なことも分かっていながら、何となくポジティヴに考えられない自分がいました。また五十肩を患ってから水泳ではなく水中歩行をしていましたが、筋力の衰えは日に日に自覚できて、足腰に自信が持てなくなっていました。これはまずいと思い、仕事を退職した今月から昼間に開設している成人コースに通うようにしました。思った以上に身体が硬くなっていて、水に身体が乗らないのです。腕も回せない、脚のキックも弱くなっている現状を知って、1週間に2,3回は水泳をしていこうと決心しました。一日のルーティンのうちに水泳を組み込むこと、ウォーキングもすること、そんなことを考えながら体力維持を図っていこうと思います。今まで週末毎にやっていた彫刻制作でも体力がなくなっていることに薄々気づいていましたが、この体力を必要とする創作活動を中心に据える生活では、体力維持は不可欠です。陶土を捏ねたり、木を彫る作業では持久力が全てです。若い頃から彫刻表現は健康的な媒体だと思っていました。実材を扱っているため、昼間に制作をして夜は眠りに就く生活だから、デザインを専攻している学生のように昼夜逆転はありえませんでした。40代初めに近隣のスポーツ施設に行って水泳をやってみようと考えたのは、教師としてではなく、彫刻を長く続けたい一心からでした。今月から時間が出来たので、水泳を始めた頃の出発点に戻ろうかと思います。