Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

例年と異なる制作目標
8月に入り、今月の制作目標を考えることにしました。今までは二足の草鞋生活があって、夏季休暇が取れる8月であっても、週末毎にしっかり制作を行っていて、新作の導入をどう進めていくのかを考えることをしてきましたが、彫刻一本になり、今までとは様子が変わりました。新作の陶彫部品が現在11点も乾燥を待つ状態になっていて、制作工程が早く進んでいます。例年なら最初の窯入れを11月ごろに設定していましたが、今月より窯入れをしていかないと、新作全体の先が見えないところまで来ているのです。窯入れは季節が変わり、肌寒くなる時を見計らって行っていました。焼成中は窯の周りが熱くなるので、真夏に窯入れをする発想はありませんでしたが、今となっては今月のどこかのタイミングで窯入れを行っていきたいと思っています。それに伴って陶土も少なくなっていて、例年なら年の暮れから正月あたりに栃木県益子の明智鉱業に依頼するところですが、これも今月か来月には注文しなければならない状況です。今後はこの制作工程が定番化する可能性があり、それぞれの月の制作目標が例年とは異なっていくのではないかと思っています。今月はRECORDに本腰を入れていこうと思います。余裕が生まれた分、RECORDの積りに積もった下書きをどんどん完成させていきたいと願っています。校長職を退職しても私はやるべきことが多くて幸せを感じることがあります。個展が終わった今は漸くその実感を味わっているところです。自分のやりたいことをやりたいように出来る毎日に新鮮さを感じることは有難いことだなぁと思っています。