Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 日曜日の工房雑感
日曜日になりました。昨年までは二束の草鞋生活を送っていたため、日曜日は貴重な創作活動の時間だったのですが、退職した今となってはウィークディも日曜日も変わらない生活を送っています。違うことと言えば朝の起床時間です。勤めがあった時は朝7時に家を出ていましたが、今は毎朝ゆっくりしていて、それだけで気分が楽になっています。目覚まし時計を恨むこともなくなりました。朝は9時に工房に入り、午後はだいたい3時まで制作をやっています。週末はよく高校生がデッサンをやりに工房に顔を出します。今日は高3と高2の2人の女子高生がやってきました。高3の子は美大に推薦入学が決まっていて、美大から送られてきた課題をやっているのです。高2の子はこれから始まる受験勉強に向けた準備です。美術系の大学は実技試験があるため、デッサンの基礎をやっているのです。私は教職にあった頃より、毎年多くの受験生の面倒を見てきました。ほとんどの子が高3になると予備校に通い出すのですが、その補習として工房に来ています。私はその子たちに背中を押されて制作を頑張っているとも言えます。何回かNOTE(ブログ)に書いていますが、陶彫は水を含むので真冬は掌がガサガサになります。6時間陶土に触れていると、掌は酷い状態になってしまいます。おまけに工房は内壁がないため温度が外と変わりません。大型ストーブがありますが、それでは周辺しか暖まらず、女子高生がデッサンをしている場所は多少暖かいのですが、私のいる場所は相当寒く、陶土に向かい合う以外のことは考えられません。それでも寒すぎて制作に集中できない時もあります。当分はこのまま仕事は継続していきます。工房のある植木畑の梅が咲き始めているので、春はもうすぐそこまで来ているなぁと思っています。