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AM砂マチ完了 PM市美術科研究会総会へ
今日は内容の濃い一日でした。午前中は家内に手伝ってもらい、新作の砂マチエール施工が全て完了しました。家内や工房に出入りしている美大生に助っ人をお願いして、漸く一歩先に進めた感じがいたします。今回の砂マチエールは今までになく大量に使いました。木材による土台が三層構造になっていることがあって、それら全てに砂マチエールを施しているのです。現在、工房の床一面に砂マチエールを施した土台が所狭しと置いてあって、午後は作業ができない状態になっています。実は午後は元々作業をしない予定があって、砂マチエール施工を今日の午前中に組んでいたのでした。明日から砂マチエールの上から油絵の具を滲み込ませる作業を行うつもりです。作品は実材を扱う彫刻的作業から絵の具を使う絵画的作業に移行していきます。午後は横浜市中学校教育研究会美術部会総会が3年ぶりに対面で行なわれることになって、一昨年まで会長を仰せつかっていた私は前会長としての挨拶があったために、会場の戸塚さくらプラザホールに行ってきました。懐かしい美術科の先生方にお会いして、気持ちが高ぶりました。横浜市は現在中学校144校、義務教育学校2校あって、美術科は全校に正規教諭が配置されているわけではありません。非常勤でやっている学校も多くあって、美術科の台所事情は苦しいものがあるのです。また美術科教諭は学校で1名というところがほとんどなので、全校生徒の授業と評価を一人で行なっているため、多忙を極めています。その上、各校では校務分掌があり、教科以外の仕事もあります。一昨年まで私は校長として、多忙を承知で全員に校務分掌を振り分けていました。一部の教員に仕事が集中することがなく、公平に振り分けたつもりが、蓋を開けてみると、どうしても偏りが生じたことを悔やんでいました。適材適所を念頭に組織を作りましたが、時折学校運営の難しさを痛感しました。懐かしい顔を見たら、そんなことも思い出されてきました。それでも一緒に仕事をしてきた仲間と再会できたことを嬉しく思いました。