Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 17回個展に向けた写真撮影日
1週間前までは雨の天気予報が出ていましたが、今日は予報が動いて朝から好天に恵まれました。青空に雲が棚引き、この大空を何とか撮影に生かせないかカメラマンに相談しました。今日は17回個展に向けた写真撮影日で、工房を利用している若い世代の人たちも助っ人に工房に呼んでいました。十代の女子たち3名、後輩の男性彫刻家、家内と私、それにカメラマンの男女2名を加えて、総勢8名で作品の撮影に臨みました。私の作品は陶彫部品を組み合わせた集合彫刻で、今回の新作はそこに木工部品の組み合わせも加わり、かなり組立てに手間のかかる作品になっています。全体作品を眺めるのは写真撮影日が初めてになり、作品の出来不出来がそこで実見されて、内容があらわになるのです。組み立てをするのは今日以外では7月の個展搬入日になり、撮影が終われば、作品は解体して梱包や木箱に詰めてしまうのです。写真を撮影してそれを図録として作成することは、私にとって大変重要なことで、作品が目に見えるカタチとして見せられるのは図録しかないのです。今日は朝10時半から野外工房で作品の組み立てを始めました。「発掘~崩層~」と「発掘~灰壁~」を組み立てる途中で、スタッフ全員による作業風景をカメラマンに撮影していただきました。作品が組立て終わると、カメラマン2名で打合せをしながら作品の全体写真や部分写真の撮影が始まりました。昼食は宅配ピザを注文しています。これは毎年のことで、全員で作業台の食卓を囲みました。午後は工房を片付けて、作品を一度解体して室内に移し、そこでまた組立てて撮影を始めました。このスタッフたちが作品の組立てや解体に慣れてしまうおかげで、個展搬入はスムーズにいくのです。午後になって工房内は結構暑くなりました。私は連日の制作の疲れが出て、身体の動きが鈍くなりましたが、若い世代の人たちの頑張りで何とか無事に撮影が終わりました。私はホッと胸を撫で下ろしました。残りの作業は作品に修整を加えることと梱包です。個展開催まで2ヶ月弱ありますが、もう一息頑張っていきたいと思います。今日手伝ってくれた皆さんに感謝です。有難うございました。