Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 週の振り返り&「Raum」内覧
週末になりました。今週も木曜日を除いて毎日工房で陶彫制作に精を出していました。最近は陶彫制作をやる上で、気温がちょうど良くなったので、朝からほぼ夕方まで作業を続けています。新作は今までで一番手間がかかる陶彫作品で、一日中精一杯やっても余裕が持てないのです。今後もさらに制作時間を多めに取ってやっていきたいと思います。木曜日は工房での制作を休んで、別の用事が入っていました。以前から亡き両親が暮らしていた実家を解体して、そこに集合住宅を建てているのです。その集合住宅がほぼ出来上がってきたので、建築会社から連絡を受けて、住宅の内覧をしてきました。私の代になって初めて建てた集合住宅で、外壁の色彩や名称などを私が決めていました。外壁は黒色にしました。住宅の名称はRaumにしました。Raumとは空間という意味のドイツ語です。8部屋あるうちの5部屋の契約が決まっているそうで、なかなか人気の住宅になっています。家内と一緒に回ってみて、自分自身もそこに住みたいと思ったくらいに居心地の良い間取りになっているので、建築会社の設計担当が頑張ってくれたのかなぁと思いました。建築に関しては勿論、銀行融資を受けているので、私たちは完全に不動産で食べていけるわけではありませんが、多少の家賃が私にも入るようで、教職を退職している私には助かる収入源です。稼ぎのない彫刻家には有難い話で、私は今もって両親の恩恵を受けている放蕩息子なのだと自覚しています。木曜日以外の話題として、火曜日の午後に地元の公立中学校に行って来ました。学校運営協議会が開催されたので、久しぶりに授業を見せてもらえる機会が与えられました。校長時代はよく授業を回って人事評価をやっていましたが、今はその重責もなく、ただ生徒の様子を眺めているだけでした。地元の中学校ではほとんどの生徒が真面目に取り組んでいるようで大変好感を持ちました。ただ、学校現場は何が起こるか分からないので、教職員は常に気配りをしているのでしょう。退職すると、現場のシンドさが伝わってくるように感じました。