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週末 真鶴のミカン収穫&特殊な美術館へ
週末になりました。今日は家内の叔父一家が所有している真鶴にあるミカン畑に行って、ミカンを収穫してきました。家内の叔父一家は随分昔にこのミカン畑を手に入れたようで、最近は木々が古木になってきたので、年々ミカンが美味しくなっています。毎年私の自宅にもミカンを大量に郵送してくれるので、今日はお礼を兼ねて収穫の手伝いをしてきたのでした。朝6時に自宅を出て、車で東名高速、小田原厚木道路を走り、海岸沿いの道路から真鶴駅の近くまできたのが、8時過ぎでした。所々に「ミカン狩り」の看板がありました。叔父も叔母も80歳代で、長女の運転する車でやってきて、皆でミカンの収穫を始めました。昼はテレビで取り上げられたことのある近くの中華食堂に立ち寄りました。私はここまで来るのに、海岸沿いの道路から山の曲がりくねった道に差し掛かった時に見かけた美術館の案内板が印象に残っていました。叔父一家と別れてから、私と家内はこの美術館に立ち寄ることにしました。その美術館というのは「江之浦測候所」という名称で、美術館としては特殊な環境を有したものでした。念のため電話で当日券の予約を入れました。ここは前にマスコミで紹介されていた現代美術家杉本博司氏が設立した美術館で、その時はかなり辺鄙な場所にあると思い込んで、この美術館にはまず行かないだろうと思っていました。まさかこんな場所に「江之浦測候所」があるとは思いもよらず、私の気持ちが動きました。同施設は、杉本氏の写真が展示されたギャラリー、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、門などがあり、それぞれがわが国伝統の建築様式や工法を取り入れていて、実に見事な空間を作っていました。古美術を現代的なアレンジで見せるというコンセプトは、杉本氏の考え方に立脚していて、私はそこに賛同する者です。詳しい感想はまた改めて稿を起こしたいと思いますが、ミカン畑に行く途中で思いもよらぬ発見をして、今日は充実した一日になりました。帰路、高速道路で事故渋滞に遭遇し、自宅に帰り着くまでに時間がかかりましたが、ミカンの収穫も含めて、最良な気分転換になったと思っています。