Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 ロフトの整理
今年7月の個展で発表した作品は、まだ工房の作業場所に置いてありました。梱包材で包んだ板材にしろ、陶彫部品を収納した木箱にしろ、相当な量の作品を置いておくのは、新作の作業にも影響します。これをロフトに上げて保管することは、結構な時間と手間がかかるのですが、工房に出入りしている若いスタッフにお願いして、今日そのロフト上げの作業をすることになりました。週末になると木彫をやりにくる若い彫刻家を中心に、同じように工房に出入りしている女子2名を加えて、私を含めると合計4名で、朝から作業を開始しました。工房の天井には電動リフトがあって、木箱はリフトで吊るしてロフトに上げました。20箱程度の木箱を何とかロフトに収めて、残りの板材は階段を使って持ち上げました。作業にかかった時間は2時間余り。真冬なのに汗が出ました。旧作が目の前から消えたことで、新作に対する拍車がかかり、作業空間が有効に使えます。立体作品につき纏うのは保管場所です。彫刻家によっては倉庫を借りて保管している人もいて、悩みの種になっています。私は幸いなことに父が残した広い場所があるために、工房の内部に作品の保管場所を作ることが出来たのです。私の教え子である若い彫刻家の作品も併せて工房で預かっています。それでもいつまで旧作を保管できるのか、作品が売れなければ、いつまでもここに置いておくことになるのです。実はロフトの整理をずっと私は気にかけていて、ロフトの拡張も考えているところです。もうひとつ気になることは私一人ではロフトの整理がままならないことです。今日は3人のスタッフが手を貸してくれたことが有難いと感じました。クリスマスなのに、こんなボランティア労働に時間を費やしてくれたことに感謝の言葉しかありません。昼には皆で食後のショートケーキを食べました。広くなった工房で明日からまた制作三昧です。