2025.11.15
週末になりました。定番として土曜日は今週の振り返りを行ないます。今週も毎日工房に通っていました。気候が凌ぎ易くなってきたため、今週も通常の朝9時から夕方3時までを作業時間として、新作の完成に向けて制作に励んでいました。新作は陶彫制作が終了し、現在は6点の陶彫部品による橋桁で板材を支える構造をもつ集合彫刻を作っています。今週はその板材の刳り貫き作業をやっていました。もう私は陶土には触れず、今は板材をカットする作業に専念しています。陶彫制作に比べれば単純な作業ですが、新作では重要な見せ場になります。板材はさらに塗装等の加工があり、まだまだ作業は続いていく予定です。今週は水曜日の夕方に窯入れを行ないました。乾燥した陶彫部品を焼成しなければ陶彫作品は完成しないので、板材加工と同時に陶彫部品の焼成もやっていかなければなりません。水曜日に窯入れをしたため、木曜日は工房の電気が使えず、私は東京の美術館や大手書店に出かけました。広尾にある山種美術館は日本画に特化した美術館で、以前も絵画史に残る名作を見せていただきました。今回は「日本画聖地巡礼2025」展で、日本だけではなく世界に視野を広げた日本画の巧みな表現に触れる機会を持たせていただきました。その後、池袋にあるジュンク堂書店に行って、美術の専門書を複数仕入れてきました。これで暫くは読書に困らないなぁと思っています。とりわけ先日まで読んでいた廃墟に纏わる書籍でピクチャレスクという言葉を知ったために、ピクチャレスクに関する書籍を手に入れました。自分の作品世界にも通底するような語彙と感じたので、追求したくなったのでした。今読んでいる宗教図像学に関する書籍でも、本書が入門書であるため、カタログ的著述のあらゆる部分につい気が留まり、そこを掘り下げてみたくなってしまうのです。それが契機になって、今回購入した書籍の中に聖母像に関するものを一冊入れました。得た知識を発展させていくのは私の本望です。直接的間接的どちらとも私の血流になって、創作活動に生かせればと願っています。