Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫立方体より中規模作品へ
週末になりました。陶彫作品完成へのタイムリミットが近づいたせいか、時間が経つのが早く感じます。光陰矢の如しというべきか、軽い強迫観念があります。今週は日々時間を惜しむように工房に籠っていました。151点の陶彫立方体の成形と彫り込み加飾が終わり、乾燥を待っている最中ですが、既に乾燥した作品の仕上げと化粧掛けをして、週の中頃に窯入れもしています。今週は新たに中規模作品の成形を行いました。彫り込み加飾はこれからやりますが、全部で4点の陶彫部品で構成される集合彫刻です。中規模作品「発掘~坪庭~」は昨年まで作っていた作品の制作方法に戻ったような塩梅でやっています。「発掘~坪庭~」は陶彫部品を2点ずつ繋いで、2つの山を作り、周囲を玉砂利で埋めていく景観になります。作品に玉砂利を使うのは初めてです。今年発表する陶彫作品はひとつずつの作品に重量感はありませんが、考え方としては自分なりに新しいものに挑戦していて、陶彫立方体の全体図はその場で決めていく方法を取り、「発掘~坪庭~」は新素材である玉砂利を利用します。そんな立体作品群のイメージが出来上がりつつありますが、今年の個展では平面RECORDも併せて展示いたします。平面の展示も初めてで、これがどうなることやら、自分でもよく分かっていません。そのために陶彫立方体と連動した平面RECORDを毎晩作っていました。これは今週に限ったことではありませんが、夜はRECORD制作に精を出していました。また今週は気温の上下が激しく、身体がおかしくなりそうでしたが、それも陶彫制作の意欲で吹っ切っていました。