Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

作品をどんな床に置くのか
立体作品を作っていると、作品が置かれる環境、たとえば床に注目する時があります。だいたいはギャラリーの床で、それは板目であったり、タイル張りであったりします。床は目立つ存在であってはいけないと感じていますが、もしも石畳や芝生の場合は、作品にもたらす影響が多々あろうかと思います。どんな環境に作品が置かれるのか。周囲の風景も関係しますが、まずは大地の材質感を気にして、作品素材との関係を考えるのも刺激的だと思います。床から考える立体作品。大地から考える立体作品。雰囲気に慣れているお馴染みのギャラリーではなく、時として作品を様々な場所や床に置いてみたくなるのです。