Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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記念すべき築窯の日
先月は自分にとって記念すべき倉庫建設がありました。今日はその倉庫に窯がやってきて設置をいたしました。窯は前開き、容量12kWの電気窯で、炉内は600×600×750(mm)です。ちょっと驚いたのが制御盤で、前に使っていたものより小さくて軽量になり、扱いも簡単になっていました。還元が出来る装置もありました。新しいものはいいなぁと思いました。陶芸の焼成の面白さでいけば究極のところ登り窯に尽きると思います。薪の火の通りを見ながら温度を上げていく醍醐味と、窯出しでわかる釉薬の流れや緋色の面白さは意外性があってハマッてしまいます。ただし自分にとって陶は彫刻の素材の一部なのです。釉掛けをせず、焼き締めだけでカタチを極めます。それなら手間のかからない電気窯で充分だと思うようになりました。横浜の真ん中で薪を焚くには少々無理なところもあるという理由もあります。ともかく倉庫建設に続いて、今日が自分にとっては記念すべき築窯の日になりました。Yutaka Aihara.com