Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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野良から飼い猫へ
今晩は家内が不在です。邦楽の演奏仲間と泊りがけの忘年旅行に出かけています。毎晩家内がやっていた猫の世話を今日は自分がしなければなりません。猫のトラ吉は畑に捨てられていた野良猫です。工房から自宅に戻る途中の畑の中で鳴いていました。片手に乗るほど小さかったトラ吉は、今では5キロ近くある大きな猫になりました。普段は自宅の一室に閉じ込めています。そこは昔アトリエとして使っていた一室で、作品や道具を片付けて猫用のグッズを置いています。朝晩、部屋の扉の向こうから鳴き声がします。扉のノブに飛びついて開けたこともあります。部屋から出すと家内や自分の傍に擦り寄ってきます。野良猫から飼い猫に変身した証かもしれません。トラ吉はいつもじっと人の顔を見ています。何を考えているのか、考えていないのか、よくわからないトラ吉ですが、何か喋りだすような素振りを見せる時が面白いと感じます。