Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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休暇をとって金沢から輪島へ
今日から夏季休暇4日目と5日目の2日分をとって、石川県金沢と輪島に出かけました。自分は飛行機に乗るのが久しぶりで、羽田空港から小松空港までの僅かな時間に気分は高揚して楽しい行程になりました。能登半島の輪島に行こうと思ったのは漆工芸をじっくり見たい思いがありました。輪島塗は完全分業化されていますが、その工程を垣間見ることを今回の旅行の目的としていました。ただ着いた時間が昼過ぎだったので、有名な輪島朝市が終わり、また夕方には御陣序乗太鼓の演舞があり、住民はその準備に追われ、町の中は閑散としていました。それでも塗師蔵を改装してギャラリーを営んでいる「遊庵」の店主から輪島塗の工程を聞くことができました。そこで刻んだ線に沈金を施した茶托5客を買い求めました。店主は古い絵柄と言っていましたが、よく見ればマチスのデッサンの線にも似て家内ともども気に入ってしまったのでした。この日は金沢に泊まる事になっていたので、御陣序乗太鼓は見られず後ろ髪を引かれつつ輪島を後にしました。旧輪島実業高校企画によるクッキーを工房長屋のカフェで購入し、横浜の土産にしました。輪島は海に面した小さな町で、輪島塗や大祭に使うキリコを見るにつけ、伝統文化の香り高い素敵なところだと思いました。再訪を胸に夜遅く金沢に戻ってきました。