Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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RECORDの難しさ
2007年より一日1点ずつポストカード大の平面作品を作り続けています。かれこれ10年になろうとしていますが、一日も欠かさず制作をしています。RECORDを始めて数年は、一日で全て完成させていました。最近は下書きを一日で行い、彩色を5日間まとめてやって、最終仕上げを後日にしているのです。つまり、毎晩自宅の食卓でRECORDを制作していますが、鉛筆下書きをやった後、彩色された別の作品にペンや面相筆や色鉛筆で仕上げを施す作業を同時進行で行っている状況になるのです。毎晩やっていると時に苦しい日もあります。一晩サボると翌日が苦しくなってきて、職場の仕事とは違う意味で焦燥感に囚われてしまいます。職場の仕事は県や市などの全体に関わる締め切りがあるので、それを目指して推し進めていきますが、自分で決めた仕事は、どんなに遅くなっても誰にも文句を言われることがありません。それは自分との闘いで、己を厳しく律することが出来るかどうかを自分で試しているわけです。創作活動は社会的なニーズがありません。人から求められることもなく自分の意思だけでやっているのが創作活動です。若い頃に打ち立てた創作への目標を、夢半ばで諦める人が多いのもわからないことではありません。ましてや日毎にゴールを決めているRECORDは難しいなぁとつくづく思います。毎日RECORDをやっているメリットは、創作に対するイメージトレーニングが出来ていて、すぐに手が動いて何かを捉まえようと試行錯誤することに躊躇せず入っていけることです。これは大きいことで、創作に対する敷居が低くなっています。予定では明後日の土曜日にカメラマンがやってきて1年間分のRECORDを撮影してくれます。昨年の10月から今年の9月分までの撮影になるので、9月分まではしっかり完成させなくてはなりません。その後、コトバを添えてホームページにアップするのです。