Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 刳り貫き切断の一日
「発掘~座景~」は4点のテーブルを繋げて上に陶彫部品を置く計画です。陶彫部品が置かれる場所以外は変形した格子状の穴をあける予定で、この下書きは既に終わっています。変形した格子の刳り貫き切断の作業は2週目に入り、今日は3点目が終了しました。来週末はそこに砂マチエールを硬化剤で貼り付けていく作業を予定しています。最後の4点目はウィークディの夜間に刳り貫くしかないかなぁと思っています。陶彫制作は暫し休んでいて、工房は木屑だらけになっています。このところ陶彫とはアプローチが異なる木材の加工に明け暮れているため、多素材を併用する大変さを実感しています。ただし、木材は陶彫のように乾燥や焼成によって変形したり、変容したりすることがないため、作ったまま放置できます。罅割れを心配することもありません。丸一日作業すれば作業したなりの結果です。テーブルになる木材が陶彫との関わりによってどんな効果を生み出すのか、そこは自分のイメージ通りになるのか否かが問われるところですが、長く制作をやっているキャリアから考えれば、ほとんど想像通りになるのではないかと思っています。木材との付き合いは今後「発掘~座景~」のテーブルに接合する柱になります。先端を細くするため木彫を行います。それから柱の四方から陶板を貼り付けて柱陶にしていくのです。まだまだ先が読めない状況ですが、頑張ってひとつずつハードルを越えていくしかありません。今が頑張り時だろうと思います。