Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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開港記念日は制作の日
横浜の公的機関は今日が開港記念日として公務を減らしているところが多いようです。私の職場も横浜市の組織に入るので開港を祝う日を特別な日として設定していますが、私たち職員は通常勤務です。ただし、年休を取りやすい環境になるので、ほとんどの職員は休みを取っているのです。私も例外ではなく、図録の撮影が迫っているため一日休みを頂きました。今日は朝から工房に篭りました。午前中は「発掘~座景~」の陶彫部品や柱陶、台座に番号を付けた印を貼りました。これで陶彫部品の配置場所が確定しました。「発掘~座景~」の台座は畳4枚分の広さになります。そこに陶彫による架空都市を作っています。考えてみれば今日初めて台座と陶彫部品を組み合わせたので、全体像が漸く見られたことになります。この台座は16本の柱陶で支える構造になりますが、完成された「発掘~座景~」は撮影日に初めて披露することになるのです。午後は「発掘~宙景~」のテーブルの上に乗せる板材の加工をやっていました。「発掘~宙景~」はテーブルの下に陶彫部品を吊り下げる構造になります。それはボルトナットで接合し、その金具で重い陶彫を支えるのです。テーブルの上には夥しい数のボルトが突き出るので、それを覆うための板材加工が必要なのです。明日は板材に塗装を施します。これで「発掘~宙景~」も漸く完成し、撮影日に披露します。「発掘~宙景~」の印貼りは明日です。「発掘~宙景~」は、まだ陶彫部品の一部が窯に入っていて、明日にならないと窯から出すことが出来ないのです。明日で全て撮影に準備が整うはずですが、忘れていることもあるかもしれず、もう一度確認しようと思っています。