Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 工房スタッフについて
週末になって久しぶりに工房に行きました。工房は私の個人的な仕事場で、他人には貸していません。前に依頼を受けたことがありましたが、お断りをさせていただきました。工房には週末に限らず、若いスタッフが出入りしています。スタッフと言う以上は私の作品を手伝ってくれることを条件としていますが、手伝いは年中あるわけではなく、スタッフは自らの制作に時間を費やしています。スタッフは私と関わりのある子たちばかりです。私と知り合ったことで創作の道に入った子を、工房でサポートするのが目的です。今日は今年の4月に大学に入学したばかりの子が初めて工房にやってきました。彼女が中学生の頃、進路で悩んでいた時に私がアドバイスしたことが契機になり、デザイナーの道を目指すことになったのでした。武蔵野美術大学で空間演出デザインを専攻する彼女は現在のところ、モードやイベントの演出がやりたいようです。業界の仕事はなかなか厳しいものがあると察しますが、自分の夢に向かって頑張って欲しいものです。もう一人、美大付属高校に通っている時から工房に出入りしている子もやってきました。この子はヴィジュアルデザインを専攻していて、将来はアニメーター志望です。これも厳しい仕事ですが、前向きな姿勢を見ると応援をしたくなります。2人はまだ18歳で、次世代の工房スタッフと言えそうです。私は新作のテーブル彫刻の脚の部分の木彫をやっていました。台湾から帰って久しぶりに鑿を握りました。明日も頑張ります。