Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 土練り&映画鑑賞
今日も朝から工房に籠りました。昨日に引き続き、多摩美術大学の助手2人がやってきて、それぞれの課題に取り組んでいました。助手のうち1人は私と同じ彫刻家で、木板を積層にして造形する若手作家です。工房には私の関係者がやってきますが、私と同じ業種の人を受け入れたのは初めてです。他につき合いの古い後輩の彫刻家はいますが、彼は制作場所を確保しているので、ここで制作することはありません。今後はどうなるのか分かりませんが、工房が賑わってくれることを私は歓迎しています。私は恒例の土練りを行っていました。土練機が新しくなって使い易くなっています。土練機は量産性のない電化製品ですが、製造会社ではちょっとした工夫をして改善していることは確かです。夕方、工房から帰ってから家内と映画に行きました。昨日に引き続き、私は連夜で映画鑑賞をしています。今日行った映画は家内が前から希望していたもので、三味線が物語の中心になっている「クボ 二本の弦の秘密」でした。映画館は常連にしているミニシアターではなく、そこから少し離れた場所にあるミニシアターで、横浜伊勢佐木町の海鮮食堂の地下にありました。「クボ 二本の弦の秘密」は古き日本の世界をアメリカのアニメーション会社が制作したストップモーションアニメでした。三味線の音色で折り紙に命を与える不思議な力を持つ少年クボが主人公で、日本の古い風習やら情緒が盛りこまれたストーリー展開になっていました。日本のことが大好きなアメリカ人制作スタッフが、手間と時間を精一杯かけて作り上げた楽しい世界観が表現されていました。日本人から見ると可笑しな箇所も満載ですが、それ以上に制作に対するエネルギーを感じました。家内は三味線の運指が合っているとか、アニメの細かいところに感心していました。詳しい感想は後日に回します。