Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 あれから7年…
未曾有の東日本大震災から7年が経ちました。この3月11日が職場の稼業日に当たった時は、私は施設内外に向けて一斉放送を流し、1分間の黙祷を行いました。街行く人もその場で立ち止まって黙祷していたのが印象的でした。以前3月11日が日曜日に当たった年もありました。その時、私は作業を中断して黙祷をしました。今日は日曜日で午後2時過ぎに、工房に来ていた若いスタッフと1分間の黙祷を捧げました。FMヨコハマから鎮魂に相応しい音楽が流れていました。あの日を境に防災意識が大きく変わり、我が家でも防災グッズを揃えています。防災用のレトルト食品を期限が切れる前に食べることがあります。家内は防災意識が高いので、防災食品はローテーションして日常の食事に組み込んでいるようです。食料品だけではなく、先日も簡易トイレが届きました。日本に暮らしていると、自然災害に対する意識はかなり高いまま維持できるように感じています。復興にはまだまだ時間がかかりそうですが、人と人との絆を確かめ合えたのは幸いでした。今日は朝から工房にいました。昨日作っておいたタタラを使って、陶彫成形を行い、先週作った成形には彫り込み加飾を施しました。昨日に比べると今日は制作が進みました。昼ごろ、近隣のスポーツ施設に水中歩行に行ってきましたが、水泳もかなり出来るようになりました。少しずつ肩が動くようになり、身体が元に戻っていると感じています。そうであれば体力を回復していきたいと考えています。長く彫刻を作っていくために体力をつけておくことが必要です。彫刻は、精神的にも肉体的にも骨が折れる表現です。絵画やデザイン領域に比べると、彫刻をやっている人が少ないのも分かります。そんな扱い難い表現媒体を意志だけでやってきましたが、これからは身体をコントロールしていかなくてはならないかなぁと思っているところです。