Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 7月を迎えて…
7月になりました。今日は日曜日だったため、朝から工房に篭って昨日の続きをやっていました。個展準備のための作品の梱包作業は終盤を迎え、何とか先が見えてきました。エアキャップが僅かばかり足りなくなり、昨日に引き続き、店に駆け込みました。準備とはこんなものかもしれません。来週末やることは、個展が終わって搬出された作品の夥しい数の木箱を、工房内のどこに置くか、その場所の確保です。木材の木っ端が散らばっている場所を片付けて、そこに置こうか検討しています。今日も夏空が広がり、工房内は茹だるような暑さになりました。7月初めだというのに先が思いやられそうです。窓を開け、扇風機を回して過ごしました。身体が夏の暑さについていけないのか、汗がシャツを濡らすのが久しぶりなのか、どうも私は本調子が出ない按配で、夕方まで気力が保てませんでした。7月は私にとって最重要な1ヶ月になるというのに、体調が優れないのは困りものです。最重要な1ヶ月というのは毎年この時期に個展を控えているからです。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展も今年で13回目になります。よくぞ13回目まで健康を害することなく続けられたものです。それでも意欲は年々高まっていて、今年の新作にも満足をしていないのが現状で、それがあるうちは継続していくだろうと思います。そもそも果たして生涯のうち一度でも自分が満足できる創作活動が出来るのだろうか、自分が求める先を追って右往左往しているうちに終焉を迎えてしまうのではないか、それが自分が現段階で見通している我が一生です。江戸の絵師葛飾北斎とは比べものになりませんが、北斎も道半ばで倒れてしまった巨匠でした。暑い工房の中で、そんなことをぼんやり考えていました。7月の制作目標については近々書いていきたいと思います。