Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

文化の日に制作&美術館へ
11月に入って最初の週末になりました。今日は文化の日でもあります。家内が地域の文化祭に自作のジュエリーを出品していて、朝9時に家内を車で送るため、私は早朝7時から工房に行き、2時間程度制作をして来ました。明日、陶彫の成形と彫り込み加飾をするための準備として、大きいタタラを6枚作りました。家内を車で送った後、私は東京の美術館に行く計画をしていました。夕方までに帰宅して、家内を迎えに行く予定にしていたので、私は6時間で2つの美術館を回ろうと考えていました。初めに訪れたのは東京駅にある東京ステーションギャラリーでした。この会場で開催されている「横山崋山」展は、どこかで情報を得ていてその絵の細密さを知り、必ず見に行こうと決めていた展覧会でした。内容は期待通り圧巻でした。凄いと思ったのが京都の祇園祭を描いた「祇園祭礼図巻」で、山鉾巡行を賑わう人々まで克明に描写してあって、暫し眺めてしまいました。上下巻約30メートルにして延々と続く山鉾や人物たちの細密描写、横山崋山とはいったいどれほどの画家で、これほどの力量があったにも関わらず、今まで知られていなかったことに驚きを隠せません。詳しい感想は後日に改めたいと思います。次に向ったのが目黒にある東京都庭園美術館でした。この美術館は旧朝香宮邸を美術館として改修したもので、アール・デコ様式の美しい景観をもつ施設です。東京都庭園美術館の学芸員は、この独特な雰囲気に合う展覧会を企画しているようで、今回訪れた「EXOTIC×MODERN」展も美術館の内装によく合っていました。「アール・デコと異境への眼差し」という副題が示す通り、アジアやアフリカの民族要素を取り入れた当時のアール・デコ様式の作品の数々が展示されていました。これも詳しい感想は後日改めます。私が午後3時に帰宅したら、ちょうど家内から連絡が入りました。今日は文化に日に相応しい美術館巡りをしてきました。土曜日はいつもウィークディの仕事の疲れを残しているので、制作一辺倒ではなく、こうした鑑賞がいいのかもしれません。明日は制作を頑張ります。