Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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三連休 屏風制作のその先へ…
三連休最終日です。今日は成人の日で穏やかな天気になりました。数年前は大雪に見舞われ、とんでもない事態になったことを成人の日になると思い出します。その日私は工房で木彫をやっていました。積りに積もった雪を横目に、演奏に出かけた家内の帰宅を心配して二俣川駅まで迎えに行きました。車の運転が無理だったので、長靴を履いて山坂を歩いて行ったのでした。あの日に比べれば今日は天候に恵まれた素晴らしい一日だったと思っています。さて、この3日間とも私は陶彫制作に明け暮れました。一昨日は自宅リフォームの打合せ、昨日は映画鑑賞と、夕方になってさまざまな用事を済ませてきましたが、今日は陶彫制作一辺倒で朝から工房に篭りました。新作の屏風に接合する最後の陶彫部品2点の彫り込み加飾をやっていました。午後になって乾燥が進んだ陶彫部品3点に対し、ヤスリをかけて化粧掛けを施し、久しぶりに窯に入れました。これは令和2年の初窯だと思いながら、今年も焼成による事故がないように祈りました。今日の作業で屏風に接合する陶彫部品が全て終了したことになります。ほぼ予定通りですが、屏風の制作はその先を見通しておこうと考えました。次なる作業は屏風に描いた格子模様をひとつずつ彫り込んでいく作業です。完全に刳り貫いてしまう格子模様もあれば、一定の深さまで彫る模様もあります。厳密にデザインしているわけではありませんが、全体構成を見ながら追加のデザインとして決めていこうと思います。格子も微妙に波打つ場所もあるとイメージしており、それは接合する陶彫部品との関係性で決めていこうと思っています。屏風に接合する陶彫部品は、焼成が終わった部品から順次厚板に配置して、格子模様の木彫を進めていくつもりです。ドリル、ジグソー、それに何と言っても平鑿や丸鑿の点検が必要になります。まず一枚目の屏風を彫ってみて、どのくらいの時間が必要なのか確認しながら作業をしていこうと思います。明日から職場の公務が始まりますが、陶彫から木彫へ移行するため頭を冷やすのにはいい機会かもしれません。