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三連休 板材一層目の完了
三連休の中日で天皇誕生日です。朝から工房に行って、ずっと取り組んでいる板材の刳り貫き作業をやっていました。今日は美大の受験準備をしている高校生が来て、鉛筆デッサンをやっていました。彼女は週1回必ずやってきて、真面目に基礎トレーニングを積んでいます。受験生の頃は私もそうでしたが、デッサンにも紆余曲折があって、上達にストップがかかる時があります。今日の彼女の顔色を窺っていると、なかなか苦労している様子が見えました。夏からデッサンを始めて半年が過ぎ、ちょっとした曲がり角に差し掛かっているのかもしれません。逆に私の制作は好調でした。新作は厚板を2枚重ね合わせたものを6点用意し、それを屏風に仕立てます。一層目の板材は全体的に格子模様を刳り貫き、またその中に陶彫部品が接合されるので、その部分も刳り貫いているのです。二層目は一層目のように全体の格子模様を刳り貫くことはしません。ところどころ刳り貫いたデザインにしようとしています。陶彫部品は二層目の板材にボルトナットで接合していきます。そんな構造になりますが、今日は一層目の格子模様を全て刳り貫きました。6点全部が完了してホッとしました。すぐ二層目の板材に重ねて様子を見ました。イメージ通りになって嬉しいと感じたのと同時に、当初鑿で高低差をつけようとしていましたが、刳り貫いたままの状態がなかなか良いので、このままでいくことにしました。6点の板材刳り貫き作業で、木っ端や木屑が大量に出ました。小分けにしてゴミ袋に入れました。明朝木っ端や木屑を地域のゴミ収集場所に持っていきますが、私はこの時ばかりは迷惑な住民と思われるでしょう。夕方、受験生を車で送ってきました。明日から二層目に取り掛かります。