Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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美術館を巡った日
今日は用事があって職場から年休をいただきました。用事はすぐ終わってしまい、残りの時間を横浜や東京の美術館巡りに充てました。ウィークディに展覧会を見に行く機会がなかなかなかったので、今日はラッキーな一日でした。休日であると混雑が予想される話題の展覧会に行くのは今日をおいて他にないと考え、地元横浜で開催している「バンクシー展」に足を運びました。今日は家内が付き合ってくれました。美術館巡りは突如決めたことだったので、「バンクシー展」のネット予約を入場前に行い、昼の時間帯のチケットを取得して会場に飛び込みました。ウォールペインティングから画業を始めたバンクシーは、その主題が社会的な意味を持つが故に世界各地で話題になり、私も一度その世界を見てみたいと思っていたのでした。バンクシーが多面的な表現手段を持っていることに私は驚き、ストリートだけではない魅力に圧倒されました。しかも横浜駅に隣接したアソビルという複合施設での会場作りにも興味が湧きました。「バンクシー展」にはウィークディにも関わらず、多くの人が訪れていました。詳しい感想は後日に回します。アソビル内の飲食店が集まった横丁で昼食を済ませ、東京の渋谷に向かいました。ホテルオークラの別棟にある大倉集古館で開催している「近代日本画の華」はテレビで知りました。1930年にローマで開催された日本美術展から90年が経って、当時の作品を並べた今回の展覧会は、極めて精緻に描かれた力作ばかりで、その表現や技巧に目を見張りました。日本の文化を日本画を通して世界に知らしめる目的があったようで、横山大観が団長を務めていたようでした。この展覧会の詳しい感想も後日にします。その後、時間を見計らいながら新橋に向かいました。汐留にあるパナソニック汐留美術館は過去幾度となく訪れた美術館で、ここでは「和巧絶佳」と称された超絶技巧による工芸展が開催されていました。しかも出品している工芸家が皆若い世代で、今後の日本の工芸界を支えていく有能な人材と認識しました。ここには夏に横浜そごうで個展をやっていた金魚絵師も出品していて、馴染みのある作品がありました。この展覧会の詳しい感想も後日にします。今日は午後から巡り始めた展覧会でしたが、バンクシーから始まり、近代日本画の代表格ばかりが揃った展覧会や、超絶技巧による工芸展を見続けてきて、家内も私も些か疲れました。家内が一日で回る展覧会は2つまでにしたいと言っていました。職場から年休をいただいたことで、つい欲張ってしまった一日でしたが、私には充実した時間でした。