Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 母の一周忌&窯入れ準備
週末になりました。今日は新作の制作ノルマがありましたが、昨年4月に亡くなった母の一周忌に当たるので、菩提寺に出かけて、お経をあげていただきました。その後で墓参りもして新しい卒塔婆を立てました。祖母の三十三回忌も一緒にやりました。母は大正、昭和、平成、令和の時代を生きてきました。祖母は明治、大正、昭和、平成の時代を生きてきました。私の家系は長生きなのかもしれません。久しぶりに妹夫婦を初めとする親類縁者が集まりました。昼食は料亭から弁当を取り寄せました。コロナ渦があって、親類縁者での会食は出来ないと考えて、弁当を持ち帰ることにしました。こうしたものは故人を偲びながら、生きている人たちの縁を深めるためにあるものと私は思っています。今日は天気が良く桜が満開を迎えていました。朝からお花見に行く人が多かったようで、菩提寺まで行くのに道路が渋滞していました。この週末はお花見客が増えて、コロナの感染が心配になります。私は車で通り過ぎる窓から見えた桜で満足しました。午後から工房に出かけました。工房からも遠くに桜並木が見えて、これには暫し見惚れてしまいました。日本人は桜を特別な花と認識していて、あっという間に散ってしまう花に儚さを感じているのだろうと思います。詩歌に詠まれる桜には華やかで淡い夢幻をイメージさせるのがその証です。今日は土曜日なので私はウィークディの疲れが出て、身体の動きが緩慢でした。しかも来月からはずっと工房に篭っていられるので、焦ることもなく制作に気が入らない状態でしたが、それでも乾燥した陶彫部品2点に仕上げをして、化粧掛けを施しました。陶彫部品2点の窯入れをしましたが、窯のスイッチは明日入れようと思います。明日は土練りをします。