Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 中規模作品の制作開始
現在、来年の個展に向けて新作を作り続けていますが、東京銀座のギャラリーせいほうの空間を考えて、大規模な作品1点、中規模な作品1点、小品数点を考えています。ここ数年は同じような規模で作品を用意していますが、来年も似た状況になる予定です。ただし、今までと異なるコンセプトを考えていて、それが新しい試みになると言えそうです。私は今までの個展で発表した作品は、陶彫を使った集合彫刻の「発掘シリーズ」と木彫を使った集合彫刻の「構築シリーズ」があります。いずれシリーズ化していても独立した表現方法でやっていて、同じものは2つとありません。今日から作り始めた中規模の作品は、以前から作っている大規模の作品と同じ表現方法でやってみようと考えていて、大規模作品と中規模作品に兄弟関係が生まれるようにしていきます。大規模作品は、前からNOTE(ブログ)に書いているように石庭が発想の源にあり、床を這う形態を採ります。今日から始まった中規模作品は、同じ表現で縦に伸びる形態になる予定です。横と縦にした2つの作品が個展会場に並列するわけですが、2つで一つの空間を見せようとは思っていません。2つの作品はそれぞれ異なった題名がついた別々の作品ですが、表現方法を同じにしたというだけです。制作を始めた私としては、そのうち混乱しそうで不安もありますが、会場の統一感は図れるのではないかと思っています。まず中規模作品の最初の陶彫成形をやってみました。今日は工房の中の気温が一転して冬のような温度になり、作業はやりやすくなりました。久しぶりに上着を来て作業をしました。毎回来ている美大受験生も上着を羽織っていました。彼女は通常の高校の授業よりも専門の勉強の方が楽しくなっているようで、専門に関わりのない授業はボンヤリとやり過ごしているのではないかと察しています。その分、予備校で出された課題を工房で夢中でやっていて、表情も生き生きしています。夕方、彼女を家まで車で送って工房を後にしました。