Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 今週の制作状況
週末になりました。今週の新作に関する制作状況ですが、1週間のうちに窯入れを2回行ないました。窯が作動している時は、他の電気が使えず陶彫制作は一旦休みになるので、その休みを利用して江戸東京博物館に縄文土器や土偶を見に行ってきました。制作と鑑賞の両輪がバランスよく回っていて、今週は充実した1週間だったと言えます。制作は今週ずっと中規模作品の陶彫部品を作っていました。中規模作品は2009年に発表した「発掘~赤壁~」に続くもので、ほぼ同じサイズにしています。表現方法は変わりますが、「発掘~赤壁~」に続く連作と言ってもよいと思います。将来は「発掘~赤壁~」と現在作っている新作を並べておくことがあるのでしょうか。その新作の一部をなす陶彫部品はやや小さめで、蒲鉾型にした連結方法を採ります。今のところは陶彫部品作りに時間を費やしていて、全体を構成する厚板材の加工はしていません。私の頭の中では全体像のイメージが徐々に更新されていますが、大きな変更はないと判断しています。そろそろ厚板材を使って全体を考えていかなければならないと思っていますが、大規模作品も中規模作品も同時進行していく予定です。それをいつから始めるか、来週か来月か、制作工程を見ながら判断したいと思います。昨日は真冬を思わせる寒い一日で、一日中雨が降っていました。今日は打って変わって晴天になり、空気が乾燥してきました。工房は外気の影響を受けやすいので、服装の調整が難しいのですが、身体全体を酷使する陶彫制作は薄着であっても寒さを感じないのです。ただし、今までのような汗が出ることはなくなりました。作業がやり易い気候になったことが嬉しいと感じていますが、陶土にとって乾燥した空気は土肌に皹が入る危険性もあり、ビニールをかけ湿度の調整を図る必要があるのです。明日も制作は継続です。