Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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三連休 制作&ロフト上げ作業
今日から三連休になります。私は朝から工房に篭って、新作の厚板刳り貫き作業をやっていました。厚板に三角形文様を刳り貫いていくのですが、作業自体は淡々としています。文様の下書きを描くときは創作行為もあるのですが、それを実践するときは職人仕事になり、切断する刃先を見つめ続ける近視眼的な作業になります。彫刻にはこうした工程があり、実材との対話が生まれるのも彫刻の特徴とも言えます。厚板刳り貫き作業は明日も明後日も続くので、三連休は彫刻家というより木工職人のような按配です。さて、今日はいつも来ている高校生2人が工房にやって来ていて、それぞれの課題をやっていました。午後は後輩の彫刻家の木彫作品をロフトに上げる作業を予定していたので、朝から高校生2人を呼んでいたのでした。後輩の彫刻家というのは二科展に所属する私の教え子で、このところエネルギッシュな木彫作品を発表している新進気鋭の作家です。来月から彼の作業場がなくなるので、私の工房を使うことになり、彼の作業場に置いていた旧作を先日運び込んできたのでした。工房には作品を保管するロフトがあり、そこに荷を持ち上げるためのリフトを設置しています。彼の大きな作品はリフトを使ってロフトに運び入れました。ロフトには高校生2人がいて、階下で操縦するリフトに指示を出してくれました。箱詰めした私の作品と分解が不可能な彼の作品が混在し、ロフトにどうコンパクトに収めるかが今後の課題になりそうです。とにかく彫刻家には旧作を保管する場所が必要で、このロフトもそのうち狭くなるのかなぁと先行きのことが心配になりました。明日は一日中木工作業になります。明日も頑張ります。