Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 今夏個展で発表する作品
7月に個展で発表する作品としては、大規模作品「発掘~崩層~」、中規模作品「発掘~灰壁~」、小規模作品「陶紋シリーズ」6点になります。「陶紋シリーズ」以外はまだ未完成で、「発掘~灰壁~」は砂マチエールと油絵の具による塗装が終わっていません。「発掘~崩層~」は砂マチエールと油絵の具による塗装に至るまでの土台加工がまだ終わっていません。「発掘~崩層~」は今日から三層目になる厚板材の刳り貫き作業が始まりました。明後日から家内に手伝ってもらい、「発掘~灰壁~」に砂マチエールを貼り付けていこうと思っています。次の週末にはよく工房に顔を出している美大生にも砂マチエールの施工援助をお願いしています。結局、今年も人の助けを借りて作品を作っていくことになりそうで、創作活動一本になっても変わらない活動に、私自身はちょっと悔しい思いもしています。私の作品は一人では作れないし、また搬入も搬出も一人ではできないやっかいな作品だなぁとつくづく思っています。しかも5月の連休までに仕上げが出来るのかどうか、ここも不安になっている状態です。校長職との二束の草鞋生活では、5月に仕上がらず、結局6月初めに図録用の写真撮影をした経緯があります。撮影日が遅れるとカメラマンの予定が逼迫することがあり、今年から創作活動一本になったために、充分余裕を見て図録を編集したいと考えていたのでした。毎年冬から春先にかけて焦って制作をしていましたが、それは週末だけの制作という多忙さがあったために、自分でも仕方がないと決めつけていました。ところが今年は言い逃れが出来ません。毎日工房に来て制作しているのに、どうしてこんなに進まなかったのか、振り返って反省することが多いのではないかと思います。ともあれ今日は美大受験を控えた高校3年生と晴れて美大生になった大学1年生の女子2人が工房に来て、それぞれの課題に向き合っていました。私は一日中土台制作に取り組んでいましたが、美大生が「手伝うよ」と言ってくれたことが有難いと思いました。